2018年7月5日、大塚耕平代表の定例記者会見が行われた。
■冒頭発言
○豪雨災害の対応について
【共同代表】
まず、豪雨の被害が九州ほかで出ておりますので、豪雨被害に遭われた皆さんにお見舞いを申し上げますとともに、被害が広がらないように的確な対応を政府にも求めたいと思います。我々もそれぞれの地域で的確に対応したいと思っております。
○絢子女王殿下ご婚約の報に接して
【共同代表】
高円宮絢子様のご婚約が決まりましたことをお祝い申し上げたいと思います。
あわせて、去年の退位特例法が成立した際に附帯決議で女性宮家の創設(早急な検討と国会への報告)について記されましたので、やはり政府においては、この女性宮家の創設について迅速かつしっかりとした検討を進めていただきたいと思っております。我々も関心を持ってこの問題、取り上げてまいりたいと思っています。
○文科省局長受託収賄事件について
【共同代表】
文科省の局長が収賄で逮捕されるという、全く驚くべき不祥事がまた出ました。
これは当然許されることではありませんし、いわんや所管業務に関して、身内に対する便宜を図ってもらい収賄で逮捕されたということは、もうこれは、文科省の権威は、既に地に落ちておりますが、地下に潜ってしまったという感じすらします。大臣の責任も当然ありますが、文科省はこれから一体どのように信頼を回復するのか。早急に、事務次官を含めて、国民の皆さんに説明する義務があろうかと思います。
あわせて、最近の一連の森友・加計問題に関する財務省の対応、国交省の対応、文科省の対応、そして今回の不祥事ということを考えますと、「氷山の一角」という言葉がありますが、官僚組織全体が相当劣化しているという印象をいなめません。これが「氷山の一角」でないことを祈りますが、「氷山の一角」と考えざるを得ないような昨今の官僚組織の劣化ぶり。これには、やはりそれなりの理由があると思います。立憲の辻元さんが「鯛は頭から腐る」ということわざを引用しておられたようですが、同時に「氷山の一角」と思わざるを得ないということを冒頭申し上げておきます。
○アーティストの表現の自由に関する議論について
【ゲイレポーター、酒井佑人】
RADWIMPSの「HINOMARU」の歌詞について伺いたい。「軍歌や愛国心などをあおっている」との批判が寄せられ、(作詞をした)野田洋次郎さんが謝罪に追い込まれた。神戸ライブの直前にわざわざ会場の前で行われたデモについて、玉木代表にお伺いしたら、アーティストは自由に表現するべきだとおっしゃっていたが、大塚代表はどのようにお考えか。
また、デモ内では、朝鮮学校は高等教育無償化の対象から除外されていると訴える女性がいたが、その内容について大塚代表のお考えも伺いたい。
【大塚共同代表】
「まず、基本的に表現の自由はまさしくそれぞれの基本的人権ですので、これが侵されることのない社会でなければならないと思っております。
同時に、その表現は各個人がされるわけですので、それぞれがどのような表現をすることがどのような社会的影響を及ぼすのかということについては、しっかりとお考えになるべき問題だと思います。
そのデモとか、前段でご質問のあった話とは別に、やはりそういう高校無償化の問題、朝鮮学校をどうするかというのは、これはここのところずっと議論されている問題ですので、やはり教育の機会均等とか基本的人権、それから外交関係とか、さまざまな観点から総合的に判断すべき問題だと思っています」
取材&文:酒井佑人(ゲイレポーター)
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