2018年1月26日、社民党本部で又市征治氏による党首・就任会見が行われた。
26日に再告示された、吉田忠智党首の後任を選ぶ社民党の党首選は、又市征治幹事長以外に立候補はなく、無投票で当選が決まった。
冒頭では決意の一貫として、憲法9条改正阻止と脱原発などを引き続き政策の柱に据える方針を表明。
「党の再建、再生は待ったなしの課題だ。9条改正阻止の国民運動をつくり上げ、来年の統一地方選と参院選で議席を拡大し、再生したい」と述べた。
質疑応答では
France10及川編集長が
「安倍政権が言う『人づくり革命』も『生産性革命』も小泉・構造改革路線の延長で、経済の喫緊の課題は、総需要不足の解消だ。社民党としては総需要不足の解消に対してどのように政策を掲げるのか」
と、問うと、
「大企業は406兆円もの内部留保を溜め込んでいるが、労働分配率は下がってきている。それにより消費力などが落ちてきている。最低賃金をしっかり引き上げること。そして、社会保障制度の拡充を上げることにより、国民の購買力を高めること。
財源の問題などが出てくるが、不公平な税制などの是正によって財源は充分に出てくる。それをそれらに当てていく事が大事だ」
と回答した。
ゲイレポーター酒井佑人(26)が
「社民党、また又市党首は同性婚または、同性間のパートナーシップ制度に賛成か?賛成であればいつまでに野党に働きかけ、実現していくのか?」
と質問すると
「社民党の方針としては賛成だが、党内だけで目標を掲げても、法案を出しても否決されて終わる可能性が高い。野党がまだ少ないが、できるだけ共通の目的にして、達成の目標にしたいと考える」
と回答された。
取材&文:酒井佑人(ゲイレポーター)
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