「前立腺導管がん」を患い、昨年末が余命と医者から宣告されたドクター中松氏が1月30日、日本外国特派員協会にて記者会見を行った。底が板バネになっている「フライングシューズ」や、北朝鮮からのミサイルをUターンさせるという「ドクター中松ディフェンス」といった奇抜な発明で世間の注目を集めてきた中松氏だが、昨年12月24日に会見を行った際には、
「稀少癌である導管がんは治療法がないため放置して二年で死ぬと宣言されたので、世界中の医者が誰も考えつかない癌の新治療法の発明を二年かけて行ってきたが、期限一週間前にスベリ込みセーフで10の治療法を完成させた」
「1月30日にこの10の新発明がん治療法の結果発表をする。その際には、皆さんの前に私のお棺がある場合と、私が生きて座っている場合の2通りがある」
と宣言していた。
新治療のために発明したものとは、20種類の薬草が入ったお茶「トゥエンティー」や癌に効果的なふりかけ「がんがんおいしい」、癌を退治する「がんがんロボット」などだ。
車いすに乗っているとはいえ、無事、姿を現し会見を行ったことから、治療は一定の効果があったとみられる。
がん治療の効果を発表する記者会見だったが、米国大統領選挙・共和党予備選でトップを走るドナルド=トランプ候補を「私の教え子。大統領になったら助言する」という仰天発言が飛び出した。中松氏によれば、「私はMBAランキング世界一のウォルトンスクールで創造学を教えていたが、その中にトランプがいた」という。
筆者がいつ教えていたのか問い質すと
「私はこの20年来、教鞭を執っている」
と述べた。ただ、トランプ氏が同校で学んでいたのは60年代で、年代が合わないことから、中松流の放言だろう。こんな戯れ言を口に出来るほどにまで、中松氏の体調が快復したことは嬉しい限りだ。
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