日本共産党の志位和夫委員長は3月7日、国会内で記者会見し、横畠裕介内閣法制局長官が6日に国会の内閣監督機能に関する野党議員の質問に対し「声を荒らげて発言することまで含めない」と挑発する発言を行った問題について問われ、「内閣法制局長官として失格だ。やめさせるべきだ」と罷免を求めた。
志位氏は「内閣法制局は法案の憲法への適否を法理的に詰める部署」であるとし、「野党議員の発言がどうのこうのという政治的発言をする権限はなく、全くの越権行為だ。自分をなんと心得ているのか」と厳しく批判。横畠氏が集団的自衛権の行使を容認した安保法制=戦争法の審議の際に「憲法に適合している」と判断したことも挙げて、「憲法、立憲主義に照らして到底許容できない大変更をやってのけた人物だ。それ以来、私たちは、資質に根本的な問題があると考えてきたが、今回の発言は看過しがたい」と強調した。
コメントを残す