日本共産党の志位和夫委員長は2月1日、国会内で記者会見し、同日の「しんぶん赤旗」創刊90周年への感想と今後の抱負を問われ、「戦前は非合法とされるなか、『侵略戦争反対』と『主権在民』を堂々と主張し、戦後も真の国民主権・民主主義の国づくりを求める論陣を一貫して張ってきた。100周年に向けてさらに発展していくよう力を尽くしたい」と表明した。
志位氏は、戦前は日本共産党が非合法とされ、「赤旗」(せっき)は印刷所を転々としながら発行した困難な時代だったと指摘。1931年に日本軍が中国東北部に侵略した際に「断固反対」を掲げたことに触れ、「紙面には、こうした節々での歴史的な主張が刻まれている」と述べた。
戦後も、対米従属・財界中心の政治的、社会的状況のもとで、真の国民主権・民主主義を求める論陣を一貫して張り、最近は市民と野党の共闘という新しい道に踏み込む中で、「紙面に出ていただく方の幅が広がり、紙面が豊かに発展している」と強調。年内に電子版発行を始めることに触れ、「『赤旗』が内容も読者の数も、電子版という新しい分野でも発展するよう、力を尽くしたい」と語った。
同日夕から登録が始まった「JCPサポーター制度」についても問われ、「発信する情報は森羅万象です。サポーターのみなさんと双方向の、政治を変えるプラットフォーム(土台)として成功させたい」と力を込めた。
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