田中康夫(おおさか維新公認)の参戦までは凡戦に終わりそうだった参院東京選挙区。公示一週間前になって動きが出た。
ミュージシャンの三宅洋平(37歳)が無所属で出馬することを6月14日・午後、表明した。三宅候補予定者は、友人の山本太郎参院議員に付き添われる格好で記者会見を持った。
記者会見の場所は渋谷ハチ公前。前回の選挙フェスなどでおなじみの場所だ。三宅は出馬の動機、選挙への抱負を次のように語った ―
「次の選挙があるか(どうか)分からない。今回がラストチャンス。70年前、緊急事態条項で選挙がなくなったことがある。先の戦争だった。(今度の選挙は)勝ちに行きます。
なんとか(暴走する)国会を止めて、なんとか野党共闘をもう一度。今回ばかりはヤバイらしい。選挙に行ったほうがいい、と火付け役になりたい」。
三宅の危機感は本物だ。言葉だけが躍るどこかの候補と違って、三宅の言葉は聞く者の胸にストレートに飛び込んできた。
東京選挙区は改選議席が一つ増えたことによりボーダーが下がる。60万票弱で当選する可能性もある。選挙戦は山本が参謀役を務める。前回(2013年)山本が獲得した67万票がどう動くか。(敬称略)
引用:田中龍作ジャーナル
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