France10が先月行われた東京国際映画祭で活躍した同時通訳者からベスト3を選んだ。グランプリに輝いたのは戸田奈津子さんで、選評では「トム=ハンクスやデニーロの通訳を務めた。『同時通訳は関係性の上に成る』ことを示されている。」「トムをして『4回来日したが、いつもこの人がいるんだ』といわしめた。まさにMadame Omotenashi」と書かれた。
他に選ばれた英語の女性通訳はミニスカートにブーツという出で立ちで足を組んで通訳する斬新なスタイルと訳の高さが評価された。「一つの訳が終わると紙に書いたメモにバッテンをする。質問者に聞き返すことなく要点をまとめて瞬時に通訳する。プロの業と感心させられた」(選考者)。
トルコ語の通訳女性も選ばれた。「言語とは、パロール(parole)とは、language(ランゲージュ)とは何か……を考えさせる含蓄ある訳で、深い教養に裏付けられている」点が評価された。
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