日本共産党の小池晃書記局長は3月5日、国会内で記者会見し、学校法人「森友学園」(大阪市)との国有地取引で、財務省が改ざんした文書を国会に提出した疑惑をめぐり、野党の調査要求に応じようとしない政府を厳しく批判しました。
財務省が6日に調査状況を報告するとしていることについて小池氏は、「明日(6日)報告できるのなら、なぜ今日説明しないのか」と批判。5日の参院予算委で、麻生太郎財務相が、証拠隠滅(いんめつ)などで告発されて大阪地検から捜査を受けており、「口裏あわせをしたと取られないよう、捜査当局から控えるようにいわれている」として改ざん疑惑の調査は難しいと述べましたが、小池氏は、「今のようにまともに答えずに、時間稼ぎをする対応こそ口裏あわせをしていると取られても仕方がない」と批判しました。また、麻生氏が「明日、調査の方針、留意点などの調査状況を報告する」と述べたことについても、「調査内容を報告するつもりがないということではないか」と指摘した。
その上で小池氏は、書き換えられたとされる文書は、「森友疑惑」真相究明のために与野党の合意で同委員会が提出を求めたものだと指摘。「これは野党だけではなく国会全体の意思をふみにじる行為だ。与野党が合意して求めた資料が書き換えられたのであれば国会と国民を愚弄(ぐろう)するもので許されない」「野党各党が、こぞって内閣総辞職に値する、内閣が吹き飛ぶような問題だと批判しているが、そういう問題に発展する可能性がある」と厳しく批判した。
※参照:赤旗
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