浅草サンバカーニバル 5年ぶりに開催 歓喜と惜しむ声

 「北半球最大」とされるサンバの祭典「浅草サンバカーニバル」が9月15日、東京都台東区の浅草寺周辺で開かれた。9月とは思えない厳しい暑さの中、華やかな衣装を身にまとったダンサーたちが、陽気なリズムに乗って躍動感あふれる踊りを披露し、47万人(主催者発表)の観衆を沸かせた。

 新型コロナウイルス禍での中止や縮小を経て39回目となる今年は、表現力を競うコンテストを5年ぶりに開催し「完全復活」した。

 ただ、聴衆の歓喜の一方で、惜しむ声も聞かれた。長く参加している「自由の森学園音楽隊サンバ」が今年で活動を終了するとして、最後のカーニバルに臨んだ。

 聴衆の一人は「高校生でつくる唯一のチーム。見納めだと思うと哀しい限りです」と語った。


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